書き忘れていたコト。
ついにやりました。何がって?それはね・・・。


先日、いつものように仕事をしていると、何か不審な気配。ふと係長の席の方に目をやると、そこには2.5cm級のゴキブリが。
何故こんな場所に!ここには奴等の目標となるような物は何も無いはず!半月前に大規模な掃討作戦が実施されたのでは無かったのか!


向かいの席には女子、そして当の小隊長は不在。先任軍曹として自分が敵を撃退せねばなるまい。退却など論外。そして、非戦闘員に気付かれること無く、隠密裏に任務を遂行せねばならない。瞬時に戦術を検討。
化学兵器・・・支給などされておらず、また、仮にあったとしても周辺への影響が甚大のため却下。
新聞軍刀による白兵戦・・・大切な書類がゴキの体液で汚れるので却下。


・・・とうとう自分にもこの時が来たか。覚悟を決めた私は状況が許す唯一の武器を手に取り、敵に向かって行った。
「sandさん、何を・・・?」
(本当の戦争を教えてやる。)


ティッシュのみを使用した徒手格闘。敵が小型だったのと、冬季休戦を控えて戦意が乏しかったのが幸いし、我が方の損害皆無にて状況終了。
「sandさん、どうしたんですか?」
「君は何も見なかった。我々は存在しない部隊だ。」
オメガ部隊気取りで一人悦に入る。


しかしプチリという感触はそう簡単に消えないだろう。