チョコレート・ファイターが素晴らしい

今日は午前中にお当番のお仕事して、帰宅せずに「チョコレート・ファイター」を観に行きました。
その前にお昼ゴハンということで、気分を盛り上げるためにタイ料理を食べました。
正直、口に合わなかったです・・・。匂いが独特だったり甘みが強すぎたり。


ソレはソレとして、「チョコレート・ファイター」です。至福の時間でした。


ざっくりとストーリー
日本ヤクザ(阿部寛)と、対立するタイマフィアのボスの情婦ジンが恋に落ちるが、ボスの嫉妬のためジンの忠告に従い阿部ちゃんは帰国。
その後生まれたゼンは、心に病気があるが、見た動きを学習して身に着ける才能を持っていた。マーブルチョコレートを主食に、近所のムエタイジムとカンフー映画を教育テレビにして育っていくゼン。
そんな時、ジンが大病を患ってしまう。成長したゼン(“ジージャー”ヤーニン・ウィサミタナン)は、ジンが保護して一緒に育ったムンと共に大道芸で治療費を工面しようとするが、全然足りない。ムンは昔ジンがお金を貸した帳面を見つけ、借金を回収して治療費に充てることを思いつく。
しかし素直に返してもらえるハズもなくボコボコにされるゼン。そんな時、脳裏にフラッシュバックするのはトニー・ジャー先輩の雄姿。ゼンは怪鳥音を発しながら華麗なキックで反撃し、お金を取り戻すことに成功する。
調子づいたムンは次々とリストに載っている相手に向かい、ゼンがやっつけるという自力執行権発動ライフ。
しかし、マフィアがゼンの存在に気づいてしまう・・・。


とにかくジージャーの身体能力の素晴らしさに感動です。テコンドー仕込みの足技の美しさ、その後もバトルステージに合わせて様々な技を繰り出してくれます。ワイヤーなし、CGなしのホンモノの凄さがあります。ちょっと懐かしいカンジのルックスもオジさんには好印象。
バトルステージは、製氷工場、倉庫、肉屋など、カンフー映画好きにはたまらない、正しすぎるチョイスです。製氷工場で怪鳥音とか、後ろ足での斧刃脚とかツボをくすぐり過ぎて泣ける。配管の下で身体を屈めて戦っていたときの動きはシラットかしら?終盤では、トニー先輩からダウンロードした古式ムエタイの技もバッチリ使ってくれます。ヒジ・ヒザ相変わらずえげつないなぁ。
カンフーだけでなく、ちっこい身体を活かして隙間をすり抜けたり跳んだり跳ねたりアクションも凄い。生傷が絶えなくてもマイペンライな姿勢に飽食ジャパンも見習いたいところ。
そんなジージャーは、父親が亡くなって、テコンドーのインストラクターでは家族が食えなくて映画で稼ごうとパンナー師匠の門を叩いたというハングリー精神の持ち主。でも4年もトレーニングで映画に出れなくて、不安にならなかったのだろうか?生活は大丈夫だったのだろうか?日本なら内職詐欺の文字もチラつきかねないが。
映画もジージャー本人からも、「良〜く考えよう〜お金は大事だよ〜」な雰囲気の漂う本作ですが、命はもっと大事です!
エンディングにNGシーンが流れるのはジャッキー好きにはたまりませんが、ソレが全部笑えない悲惨なものばかり。

あと、敵方もやられっぷりがステキ。そんな中、ジャージ姿のトーマス君はブレイクダンスを使ったスタイルで必見。ゼン対トーマスは色んな意味でヤバ気。


推敲ナシで一気に書いたので、文章がいつも以上におかしいのは気にしないで。あぁ、また観たいなぁ。もう一回観に行っちゃうか、早いところDVDが出るのを期待するか。



追記:パンフが秘宝テイストで面白いなぁ、と思ったらギンティ小林さんでした。映画秘宝でのトーマスのコスプレ完成度高いです。